ケーキに乗せる果物と言えば何を思い浮かべるでしょうか？やはりイチゴと言う意見が多くなりそうですね！甘酸っぱくて美味しいイチゴですが、美味しいだけでなく体に良い成分が多く含まれています。今回はそんないちごの栄養を見ていきましょう！
イチゴは人気果物ですわ！
イチゴはバラ科の植物で、普段食べている部分は花托とその周辺についている果実を食べています。イチゴは植物の分類上、農業上では果物ではなく野菜です。なぜかというと、果物は木に実のるもので、野菜は畑から収穫されるものだからです。しかし一般的には果物は甘いと考えられているためイチゴは果物とされています。
スイカやメロンも正確には野菜ですわ！
・あまおう
福岡県で多くのイチゴを交配させて作られたイチゴで、一度は名前を聞いたことがあるイチゴでしょう。あまおうの特徴には『赤い』『丸い』『大きい』『うまい』の4つがあり、この4つの頭文字を取って『あまおう』と言う名前になりました。味は酸味が少なく甘みを感じやすく、さらにイチゴの風味を味わいやすいです。保存性や輸送性に優れているのですが、中に空洞ができやすいという欠点があります。
・とちおとめ
栃木県で品種改良されたイチゴで、安定した美味しさと収穫量の多さで、東日本での生産量が一番多いです。味は糖度が高く、程よい酸味があります。また果汁も多く果肉がしっかりしていて、他の品種よりも長持ちしやすいです。
・パールホワイト
パールホワイトは奈良県で生まれたイチゴで、白い特徴があります。味は酸味が少なく甘みが感じやすいです。そしてイチゴの香りがとても強いです。栽培されている地域が奈良県とその周辺であるため、2パックで7000円もする高級イチゴでもあります。
高いけど生きている間には食べてみたいわ！
お肌に良い成分がいっぱい！
イチゴ100ｇあたりのカロリーは、43kcalで、タンパク質は0.9ｇ、脂質は0.1ｇ、炭水化物は8.5ｇ、食物繊維は1.4ｇです。イチゴは甘くて美味しいのですが、カロリーはそれほど多くはないです、お菓子をついつい食べてしまう人はイチゴを食べてみてはどうでしょうか？
イチゴに多いビタミンには葉酸とビタミンＣがあります。特にビタミンCはイチゴ100ｇで一日に必要な量の62%を摂取出来ます。ビタミンCには体内でコラーゲンを作り出したりなどの、女性に嬉しい働きがあります。
ミネラルに関しては糖質や脂質の代謝を助けるモリブデンが多く含まれています。
私のためにビタミンCを献上してちょうだい！
クエン酸は酸っぱい成分であり、甘酸っぱいイチゴに含まれています。クエン酸の働きには疲労回復、消化吸収の促進、痛風予防などがあります。その中でミネラルの吸収率を高めてくれる働きがあります。日本人は鉄分不足で貧血になる方が多いですが、クエン酸には鉄分の吸収率を高める働きがあります。さらにビタミンCにも同じく鉄分の吸収を高める働きがあるので。貧血気味の方は是非イチゴを食べてみてはどうでしょうか？
アントシアニンは植物が紫外線から身を守るために作り出した成分で、イチゴも紫外線から身を守るために作り出しています。アントシアニンには強力な抗酸化作用があり、特に目の中で働きます。目は紫外線を浴びたり長時間酷使したりすると活性酸素が多く発生します。しかしアントシアニンの抗酸化作用によって活性酸素を除去することが出来れば、眼精疲労や目の病気を防いでくれます。
またアントシアニンにはコラーゲンを基質とした結合組織を強化してくれる働きがあります。例えばコラーゲンでできている腱や靭帯を強くしたり、コラーゲンを破壊する酵素の働きを阻害してくれます。なのでアントシアニンでもお肌が綺麗になるんですね！
コラーゲンのために働いてくれるなんて、ありがたいわ！
レスベラトロールは肉を多く食べているフランス人がなぜ血管系の病気になりにくいのかを研究した際に発見された成分です。そんなレスベラトロールには長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性化してくれる働きがあります。人間は飢餓状態になると、この遺伝子が活性化します。
もし活性化すると体内でエネルギーを作り出すミトコンドリアの内、異質なタンパク質を持ったり、古いミトコンドリアを除去し、新しいミトコンドリアを作ります。除去されたミトコンドリアはエネルギーを作り出す際多くの活性酸素を出すのに対し、新しいミトコンドリアは活性酸素を出す量が少ないです。つまりサーチュイン遺伝子が活性化すると体内で発生する活性酸素の量が減り、老化予防になります。さらにレスベラトロール自体に抗酸化作用もあります。
他には肌の弾力を保つ効果・肌の潤い・ハリの維持する効果・肌のシミを予防する効果・ニキビ予防効果と言った女性に嬉しい効果のほかに、血流を良くする効果もあります。フランス人が肉を多く食べるのに血管系の病気になりにくいのはこの効果のためだと考えられます。
イチゴ以外にレスベラトロールが多い食品にはリンゴ、ブドウ、アーモンド、ピーナッツの皮があります。フランス人はブドウの皮も使われた赤ワインを飲むことが多いので、この成分を多く摂取しています。
老化予防にも！
エラグ酸はポリフェノールの一種でイチゴやベリー・ナッツ類に含まれている成分です。紫外線によるシミやそばかすの発生を防いでくれるので、お肌に良い成分でもあります。他には老化予防・抗菌、抗ウイルス作用・糖尿病予防・がん予防などの効果があります。イチゴには老化やお肌に良い成分が含まれているので、女性にはお勧めな食材ですね！
イチゴでもっと綺麗になりますわ！
女性におすすめ！
色にむらがなく、ヘタの部分までしっかりと色がついている物が良く、アントシアニンはイチゴの色を作っている成分なので色が濃いイチゴにはアントシアニンが豊富に含まれています。
表面につやがあって羽毛のようなものがあると良いイチゴです。
ヘタは緑色が鮮やかで反り返っている物が良く、時間が経つと干からびてしまいます。
そして重いイチゴは水分量が多く甘くないのですが、軽いイチゴは水分量が少ないので甘く感じやすいです。もしいちご狩りに行った際は、イチゴを狩る目安にすると良いでしょう。
まず水けをふき取り、ヘタを下に向けてイチゴ同士で潰れないように置いて、15度以下の温度で保存すると良いです。
イチゴは鉄分の吸収率を高めるビタミンC、クエン酸が豊富に含まれているので、食後に食べるのが良いでしょう。またカロリーが低いのでおやつに食べたり、ヨーグルトにかけたりもいいと思います。そしてアントシアニン、レスベラトロール、エラグ酸と言った、老化予防、肌が綺麗になる成分が含まれているので、女性にはイチゴはお勧めですね！
そして肉を多く食べている人もイチゴのレスベラトロールで血管系の病気を予防するのもいいでしょう。
美味しくて、体に良くてきれいになれるイチゴを食べるしかありありませんわ！
甘くて美味しいだけでなく、健康にいいイチゴを食べてみてはどうでしょうか？
