アワビの栄養や健康効果は?精力がついて肝臓に良い効果が!?

高級食材で有名なアワビ、アワビは高級だけでなく旨味成分が豊富です。
さらには精力をつけたり、お酒のつまみにも栄養的にも相性がいいです。
今回はそんなアワビの栄養を見ていきましょう!

アワビ
アワビ

美味しいけど高いよね、でもそれが僕の自慢!


アワビのカロリー

アワビ1個150gあたりの栄養は?

カロリー    110kcal
タンパク質  19g
脂質        0.45g
炭水化物    6g
手に持ったアワビ

アワビは低カロリー・高たんぱくな食材です。
そんなアワビにはグルタミン酸と言う、うま味成分が豊富に含まれていて、高級なだけでなく美味しいです。
旨みの多い食材を食べると食事の満足感が増すので、食べ過ぎ予防になります。
もし給料が入った時は、めいいっぱい食べるよりもアワビを少し食べて満足してはいかがでしょうか?

アワビ
アワビ

高いけどみんなが食べるのは美味しいからなんだぞ!

アワビのビタミン・ミネラル

アワビには以下のビタミン・ミネラルが多く含まれています。

・糖質からエネルギーを作る
・消化液の分泌を促進する
・皮膚や粘膜の健康を保つ
・糖質を栄養源として使っている脳神経系の伝達物質の合成
・乳酸の代謝を助ける

・脂質の代謝を助ける
・細胞の発育を助ける
・皮膚や粘膜の健康を保つ
・過酸化脂質を分解する

・出血した際、血液を固める
・フェロトーシス(酸化によって細胞が死んでしまうこと)を防ぐ

・たんぱく質・脂質・炭水化物の代謝を助ける
・ストレスへの抵抗力をつける
・ビタミンCの作用を助ける
・自律神経の働きを維持する
・免疫力の強化
・善玉コレステロールを増やす

・葉酸と供に赤血球を作る
・神経の働きを正常に保つ
・細胞の遺伝情報が詰まった核酸や、アミノ酸、たんぱく質の合成を助ける

・神経細胞内の表面にある脂質膜の合成

・骨や歯を発育・形成する
・筋肉を収縮させる
・神経の伝達に関わる
・さまざまな酵素を活性化させ、エネルギーを産生する
・体温や血圧を調節する

・骨と歯の形成に関わる
・細胞膜を形成する
・エネルギーになるリン酸化合物(ATP)の材料になる
・神経や筋肉の機能を正常に保つ
・体液のpHを調整する

・体内にある多くの酵素の成分となる
・鉄の吸収とヘモグロビンの合成を助ける
・メラニン色素の生成をする
・抗酸化作用のある酵素を作る
・骨の形成を助ける

・体内の過酸化脂質を分解する
・活性酸素を除去する酵素の構成成分になる
・甲状腺ホルモンを活性化する酵素の構成成分になる
・有害物質を無毒化する

・糖質や脂質の代謝を助ける
・痛風の原因になる痛風の代謝に関わる
・鉄分を利用し造血作用を促進する

アワビはビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
次はアワビの健康効果を見ていきましょう。

アワビの刺身
アワビの刺身

アワビの健康効果

アワビの健康効果には以下の効果があります。

  • 精力をつける
  • 免疫力を上げる
  • アンモニアの解毒効果
  • 肝機能を上げる
  • コレステロール値を下げる
  • 目の機能・筋肉の収縮を改善する

・精力をつける

エネルギッシュに!

アワビにはアルギニンと言う非必須アミノ酸が含まれています。
アルギニンには成長ホルモンの分泌を増やし、男性ホルモンの分泌を促進し、精力をつける効果があります。
またアルギニンの血流を良くする効果によって陰部の血液量が増え、勃起しやすくなる効果もあり、この二つの効果によって精力をつけてくれます。

アワビ
アワビ

見た目的にもアワビは精力をつけr…


・免疫力を上げる


アルギニンにはマクロファージと言う免疫細胞を活性化させる働きがあります。
マクロファージは体内に侵入した細菌などの異物を捕食し、抗原や免疫情報を発見します。
発見した情報はヘルパーT細胞に伝え、ヘルパーT細胞が他の免疫細胞に知らせて多くの免疫細胞で攻撃するようになります。
マクロファージが活性化することで、素早く病原体を退治する体制へと入りやすくなります

免疫力強化

アンモニアの解毒効果

アルギニンにはオルニチン回路というアンモニアを無毒化させる働きに関わっています。
さらにアワビに多い旨味成分であるグルタミン酸と一緒に摂取すれば運動中の血中アンモニア濃度が低下することが分かっています。
アンモニアは運動中の疲労を感じさせるものだとされているので、スポーツをしている人はアルギニンとグルタミン酸が多い食品を摂取すると良いでしょう。

ちなみに日本の武将が出陣前の儀式に打ちアワビ・勝ち栗・昆布を食べて酒を三回飲みまわすというものがあるのですが、精力がつき運動で疲労感が少なくなるアワビを食べるのは縁起的にも栄養的にもぴったりな食材です。

アワビ
アワビ

縁起担ぎにもお祝いの席でも食べてね!


・肝機能を上げる

アワビにはタウリンと言う非必須アミノ酸が含まれています。

タウリンには肝細胞の再生を促進したり、細胞膜を安定させる働きがあります。
この働きによって肝機能が上がり、肝臓の解毒機能も高まります。そんな訳でお酒の席にはタウリンが良いと言われています。

タウリンは魚貝類に多いアミノ酸ですが、魚介類の中で特に貝類に多く含まれています。
アワビは貝類なので、イカやタコよりもタウリンが多く、お酒と一緒に食べるときはアワビが良いかもしれません。


・コレステロール値を下げる

タウリンには胆汁に含まれている胆汁酸の分泌量を増やす働きがあります。胆汁酸はコレステロールから作られているため、胆汁酸が多く分泌されるとコレステロール値が低下します。

コレステロール値の低下で血液サラサラ

しかし胆汁酸は腸で吸収され再利用されるので、またコレステロール値が上がってしまいます。
そうならないためには、水溶性食物繊維や緑茶に含まれているカテキンを摂取すると良いでしょう。
水溶性食物繊維はコレステロールを包み込んで体外へ排出する働きがあるので、コレステロール値を下げるのにぴったりです。
ワカメには水溶性食物繊維が多いので、ワカメの味噌汁と一緒に食べると良いかもしれません。

ワカメの栄養や健康効果は?低カロリーでダイエットにお勧め!

・目の機能・筋肉の収縮を改善する

タウリンは体の筋肉、心臓、目の網膜、脳、肺など様々な組織に含まれています。
タウリンは目の網膜の中で光を感じるのに関わっているとされ、網膜の神経を制御することで網膜を守ったり、目の新陳代謝を促進する働きもあるとされています。なので目を酷使している現代人にとっては、非必須ではなく必須なアミノ酸なのかもしれません。

タウリンを摂取して目を労わろう

さらにタウリンは筋肉にも含まれていて、筋肉の収縮に関与しているとされています。
なのでタウリンを摂取すると、筋肉の収縮によって筋肉の疲労物質を血液中に流して、筋疲労の軽減に効果があると考えられています。

ただしアワビは毎日食べることが出来ないので、他の魚介類から毎日摂取すると良いでしょう。

アワビ
アワビ

毎日食べることが出来ないのが唯一の欠点


アワビの健康効果を生かした食べ方

アワビには精力をつけたり肝機能を高めたりする効果がありますが、価格が高いので毎日食べて健康効果を発揮するのは難しいです。
お祝いの日に食べることが多いかもしれませんが、そんな時はお酒と一緒に食べると良いでしょう。

バターを乗せて焼いたアワビ
アワビにバターを乗せて焼く!

是非食べる機会があれば美味しく食べてください!

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