大豆の栄養を手軽に摂取できる豆乳、女性に嬉しい効果があると言われていますがどんな効果があるのでしょうか?またどんな飲み方が良いのかも解説していきます。
豆乳は女性におすすめよ、絶対に豆乳を飲んでね!
1:豆乳の基本情報
2:豆乳の栄養
3:豆乳の選び方・保存方法 栄養を生かした食べ方
■豆乳とは?
豆乳とは大豆を水に浸してすりつぶし、水を加えて煮詰めて出来た汁を漉して出来た飲料です。この豆乳に、にがりを加えると固まります。そして豆乳を固めたものが豆腐になります。そして豆乳を作った時の大豆の搾りかすが、おからになります。
豆乳は豆臭いと敬遠してしまう人もいるかもしれません。管理人お勧めの飲み方はきな粉を入れることです。きな粉には香ばしい香りがあり、この香りが豆乳の豆臭さを軽減してくれます。
また豆乳に味付けされた豆乳飲料もあります。キッコーマンの豆乳飲料は種類がとても豊富なので、見かけたときは購入していろんな味を楽しんではどうでしょうか?
きな粉は本当にお勧め、はちみつやオリゴ糖で甘みを加えてヘルシーに!
・豆乳を使った食品の中には豆乳ヨーグルトがあります。これはヨーグルトと同じく乳酸菌で豆乳を発酵させて作ったヨーグルトです。デザート感覚で豆乳を食べることもできるので、食べてみてはどうでしょうか?
豆乳200mlあたりの
カロリーは95kcal
タンパク質は7.4g
脂質は4.1g
炭水化物は6.4g
食物繊維は0.4gです。
豆乳は大豆からできていることもあり、タンパク質が多いです。さらにはカロリーが低く、牛乳が200mlで138kcalなので、牛乳よりも豆乳の方が43kcalも低いです。炭水化物に関しては大豆特有のオリゴ糖である大豆オリゴ糖が含まれています。オリゴ糖は善玉菌の餌になるオリゴ糖で、大豆オリゴ糖は通常のオリゴ糖よりも、腸内の善玉菌を増やしてくれる効果があります。腸内環境を良くしたい人は豆乳を飲むのをお勧めします。
しかし豆乳は大豆を絞ったものなので、搾りかすである食物繊維がおからの方にほとんど移動しています。なので食物繊維は多く摂取出来ません。
豆乳は食物繊維が少ないのですが消化に良く、胃腸が弱い人には豆乳が良いかもしれません。
豆乳に多いビタミン・ミネラルには、以下の物が多く含まれています。
・出血した際に血液を固める
・フェロトーシス(細胞の酸化によって細胞が死んでしまうこと)を防ぐ
・DNAの合成を助ける
・ビタミンB12と共に赤血球を作る
・胎児の先天性異常リスクの低減
・余分な塩分を排出し血圧を下げる
・心臓、筋肉の活動を調節する
・神経細胞同士の情報伝達である神経伝達を発生させる
・体内にある多くの酵素の成分となる
・鉄の吸収とヘモグロビンの合成を助ける
・メラニン色素の生成をする
・抗酸化作用のある酵素を作る
・骨の形成を助ける
・骨や歯を発育・形成する
・筋肉を収縮させる
・神経の伝達に関わる
・さまざまな酵素を活性化させ、エネルギーを産生する
・体温や血圧を調節する
・ヘモグロビンの材料になる(赤血球が酸素を運びやすくなる)
・ミオグロビンの材料になる(筋肉が赤血球から酸素を受け取りやすくなる)
・チトロームという酵素の成分になる(代謝などに必要な酵素を活性化させる)
・糖質や脂質の代謝を助ける
・痛風の原因になる痛風の代謝に関わる
・鉄分を利用し造血作用を促進する
豆乳はミネラルが多い大豆から作られているためミネラルが豊富に含まれています。
鉄分不足の女性にはお勧めね!
イソフラボンと言う言葉を聞いたことあるでしょうか?イソフラボンは女性ホルモンに近いエストロゲンに近い働きがあるので、イソフラボンには女性らしい体を作る働きがあります。
例えば?
・体内でコラーゲンやヒアルロン酸を作り出す力を高めることで、肌に弾力や潤いを与えて保つことが出来ます。
イソフラボンにはその他の効果もあります。
女性は閉経をむかえると体内の女性ホルモンが減り体調が悪くなる、更年期障害になりやすいです。ですがイソフラボンが女性ホルモンに近い働きをすることで更年期障害を軽減してくれます。
綺麗になるだけじゃないなんて豆乳はおすすめよ!
ただしイソフラボンは摂取しすぎるとホルモンバランスが崩れて体調が悪く可能性があります。じゃあ豆乳は危ないんじゃないかと思うかもしれませんが、豆乳のイソフラボンの量では体調が悪くなることは殆どないです。しかしイソフラボンのサプリメントの場合は大量にイソフラボンを摂取できるので、サプリメントは摂取量を守って下さい。
レシチンは脂質の一種で脳や神経組織などに含まれています。なのでレシチンは脳の機能を高める効果があります。
さらにレシチンには乳化と言う脂質を水と混ざるようにする性質があり、血液中のコレステロールを血液と混ざりやすくしてくれます。コレステロールが血液中に混ざると固まって血栓が発生しにくくなります。なのでレシチンには血管が詰まる病気を予防してくれます。
そんなレシチンには2種類あり、大豆レシチンと卵黄レシチンです。
大豆レシチンは大豆に含まれているレシチンで、卵黄レシチンよりも血液中に長く留まる性質があります。なので大豆レシチンは血液で働くことに特化しています。逆に卵黄レシチンは脳の機能を高めてくれます。
大豆レシチンは血管に良い、覚えておかないと!
サポニンは植物に含まれているえぐみ成分で、ごぼうにも含まれています。サポニンには強力な抗酸化作用があり、生活習慣病や老化を予防してくれます。
そしてサポニンには種類があり、大豆に含まれているサポニンは大豆サポニンと言います。大豆サポニンには吸収したブドウ糖を脂肪としてため込むことを防ぐ働きがあります。なので大豆サポニンはダイエットをしている人にお勧めな成分でもあります。
豆乳は体に良い効果がたくさんありますが、お茶ではないため飲みすぎるとカロリー過多になります。
そうならないためには1食で1杯、1日三倍まで飲むと良いでしょう!
パックを開けていない豆乳の場合は、涼しく日光の当たらない所で保存し、開封したものは冷蔵庫に入れてください。
飲むことが出来る期間は未開封の場合は消費期限まで、開封済みの場合は、開封してから2から3日まで飲むのが目安です。
飲むことが出来ない豆乳は雑菌の腐敗によってドロドロに固まっているので、こうした豆乳は飲まないようにしてください。
豆乳は高タンパクで牛乳よりもカロリーが低いのでヘルシーで、栄養を生かした飲み方があります。豆乳にはイソフラボンがありコラーゲンを作り出す力を高めてくれます。しかしコラーゲンはビタミンCが含まれていないと合成できません。なので豆乳を飲むときはビタミンCが含まれた食品を摂取すると良いでしょう。
例えばキウイなどのビタミンCが多い果物と飲んだり、野菜が入ったシチューやカレーに豆乳を入れたりしてもいいでしょう。
また豆乳には食物繊維がほとんど含まれていません、そんな時はきな粉です。冒頭できな粉は豆乳の豆臭さを消してくれるとお勧めしましたが、栄養的にもお勧めです。きな粉には大豆と同様食物繊維が豊富に含まれているため、豆乳に少ない食物繊維を摂取出来ます。
是非ビタミンCと食物繊維が多い食品も摂取してね!