キウイの栄養について解説!キウイブラザーズで人気上昇中!

皆さんはキウイブラザーズをご存じでしょうか?ゼスプリと言うキウイを販売しているニュージーランドの企業のマスコットキャラです。美味しくて体に良いと宣伝していますが、どう体に良いのか気になる方がいると思います。今回はキウイの栄養についてみていきましょう!

キウイ君
キウイ君

僕はいらすとやのキウイだけどキウイの栄養を知って欲しいな!

キウイの基本情報

キウイの栄養

キウイの選び方・保存方法 栄養を生かした料理・食べ方

キウイとは?

キウイはマタタビ科マタタビ属の果実で、皮には毛じという毛のようなものがあります。これは虫に食べられないようにしたり、保温のためにあるとされています。

緑色のキウイはヘイワードと言う品種

キウイは追熟する果物で、まだ未熟な場合は硬くて食べにくいです。そんな時は冷蔵庫ではなく常温で置くと良いのですが早く食べたい方は、リンゴやバナナと一緒にビニール袋の中に入れると良いです。リンゴとバナナにはエチレンと言う種子の発芽を促したり、果実を成熟させる働きのある成分を出します。なのでリンゴやバナナと一緒にキウイを補完すると早くキウイを美味しく食べることが出来ます。

毎日柔らかいキウイを食べたい方はスーパーで柔らかいキウイと硬いキウイを両方買って初めは柔らかい物を食べ、後日硬いキウイを追熟して食べると良いと思います。

キウイは良く洗えば皮ごと食べることもでき、毛じが舌に当たって舌触りが良くないですが、栄養が実よりも多いです。気になる方は皮ごとスムージーにすると美味しく飲むことが出来ます。ただし皮は消化に時間がかかるので胃が弱い人は控えた方が良いです。

キウイ君
キウイ君

早く食べてもらいたいから、今夜はバナナ君の所に泊まりに行こう!

ゼスプリキウイ

キウイの産地と言ったらどこを思い浮かぶでしょうか?多くの人はニュージーランドと答えるでしょう。その理由にニュージーランドの企業であるゼスプリ・インターナショナルが積極的にキウイを販売していることが挙げられます。

ゼスプリキウイ公式サイト

ゼスプリ・インターナショナルはニュージーランド・タウランガに本拠を置くキウイの生産・販売を行っている企業で、日本ではゼスプリ・インターナショナル・ジャパンが置かれています。

ゼスプリはキウイの生産・販売だけでなく品種の開発もしていて、毛じが少なく、果汁が多く、そして甘みが強いサンゴールドがあります。ちなみに一般的にみる緑色のキウイはヘイワードという品種です。

サンゴールド

サンゴールドは毛じが少ないので、キウイの皮が苦手な人は是非食べてみることをお勧めします。またビタミンCが通常のキウイよりも多く、2倍以上もあります。

他のゼスプリが開発したキウイにゼスプリ・ルビーレッドがあります。ルビーレッドは果肉が赤色をしていて、上品な甘さとジューシーな果肉があることです。またビタミンCがサンゴールとと同じく豊富に含まれていて、目に良い成分であるアントシアニンも含まれています。

ゼスプリ・ルビーレッド

キウイの旬は12から4月の間なのですが、日本とは季節が逆のニュージーランドでは5から12月の間が旬です。と言うことは日本の旬が過ぎた時になってもゼスプリは美味しいキウイを提供することが出来ますね!

そんなゼスプリですがキウイの美味しく食べてもらうために様々な広告活動をしています。例えばキウイブラザーズと言うキャラクターを用いたCMでキウイを知ってもらったり、SNSも活用しています。もし興味がある人は下のユーチューブの動画をご覧ください!

関税逃れのために、キウイに!?

キウイの原産国は中国で、昔はあまり栽培されてなく品種改良もされていませんでした。しかし1900年代にニュージーランド人が中国からキウイの種を持ち帰り、品種改良を重ねた結果、美味しいキウイが作られるようになりました。

キウイの名前の由来はニュージーランドの国鳥であるキウィから来ており、キウイの名前を付けた理由は関税を逃れるためでした。名前を付けられた時代にニュージーランドの果実卸売会社がキウイをカリフォルニア州へと送ろうとしたのですが、当時、メロンとベリー類に高い関税が課せられていました。それでキウイはチャイニーズ・グーズベリーと呼ばれ、さらにメロネッテと言う名前で送っていました。そこで関税を逃れるため、見た目がキウィに似ているということでキウイと言う名前が付けられました。

現在ニュージーランドはキウイ生産・販売を国の産業として成長させるために、キウイを様々な国へ売り込み、その結果、日本へ多くのキウイを輸出しています。キウイはニュージーランドの農産物の輸出シェアの6%を占めているので、キウイに力を注いでいるのがうかがえます。

キウイのイラスト
キウイ君
キウイ君

間違えてキウィを食べないようにね!

キウイの栄養

ビタミンCが豊富!

キウイのカロリー

キウイ1個87gあたりのカロリーは、46kcalで、タンパク質は0.87g、脂質は0.09g、炭水化物は11.75g、食物繊維は2.18gです。カロリーは高くないので嬉しいですね!

またキウイに含まれている食物繊維にはペクチンと言う食物繊維が含まれています。ペクチンは水に溶けるとゲル状になる性質があり、腸内でゲル状になると糖を包み込んで糖の吸収をゆっくりにしてくれます。そのおかげで食後の血糖値の上昇を抑えてくれます。

ビタミン・ミネラル

キウイに多いビタミン・ミネラルはビタミンC、ビタミンEであり、少し多い物にカリウムと銅があります。その中でキウイはビタミンCが豊富に含まれていて、緑色のヘイワードの場合は一個で60㎎と1日に必要な60%を摂取することが出来ます。

ビタミンCの働きには体内でコラーゲンを作り出してくれる働きがあり、皮膚や内臓を新しく作ってくれます。またビタミンEと同様に抗酸化作用があり、この二つのビタミンで体を若々しくしてくれます。

少し前に解説しましたがサンゴールドのビタミンCはヘイワードよりも多く、1個で132㎎も含まれています。1個で1日分を超えてしまいます!そしてゼスプリ・ルビーレッドは164㎎も含まれていて、キウイはビタミンCが豊富な果物と言うことが分かりますね。

さらにビタミンCは熱によって変化しやすいビタミンなため、生のままで食べることが出来るキウイだとビタミンCを逃さず摂取することが出来ます!

キウイは生で食べよう!
キウイ君
キウイ君

ビタミンCの宝石箱や!

クエン酸

キウイは酸味がありますがこの酸味はクエン酸と言う成分がある証拠です。クエン酸はキウイ以外にお酢や柑橘類に含まれている成分で、疲労回復に効果があります。

人間の筋肉にはグリコーゲンと言うブドウ糖をため込んでいる貯蔵庫があります。これが少なくなってくるとエネルギーが作れなくなり活発に活動が出来なくなるのですが、クエン酸にはグリーコーゲンが減るのを制御してくれる働きがあります。なのでエネルギー不足による疲労を軽減してくれるのです。

また体が酸性に傾くとブドウ糖からエネルギーを作り出す酵素の働きが弱くなります。しかしクエン酸には体をアルカリ性に傾ける働きがあり、体を酸性に傾かせないようにしてくれるので、ブドウ糖からエネルギーを作り出しやすくしてくれ、活発に活動するのを助けてくれます。

そして最後にクエン酸にはクエン酸回路と言うエネルギー代謝回路を活発にしてくれる働きもあり、乳酸などをエネルギーとして消費するのを助けてくれます。クエン酸はエネルギーを貯めて・作り出すのを助けるので疲労を回復してくれるんですね!

クエン酸は身体をアルカリ性に傾けると解説しましたが、体がアルカリ性に傾くと他にもいいことがあります。それは痛風の原因となる尿酸を体外へ排出してくれることです。痛風は尿酸が足先に溜まり結晶化することで、激痛を伴う病気です。痛風の原因である尿酸は尿から排出されるのですが、尿が酸性だと尿酸が多く溶けて排出することが出来ません。しかしクエン酸で尿をアルカリ性に傾かせると尿酸を多く溶かして排出させることが可能です。

なので綺麗になりたい女性だけでなく痛風が気になる男性にもキウイはお勧めな食材です。

他のクエン酸の効果には、ミネラルの吸収を高める効果・酸味で舌や胃を刺激して唾液・胃液の分泌を増やす効果もあります。

キウイ君
キウイ君

クエン酸は働き者だなぁ!

アクチニジン

キウイを食べると口の中がイガイガすることはありませんか?それはアクチニジンと言うタンパク質分解酵素の影響です。タンパク質分解酵素と言うことは、お肉の消化を良くしてくれるということですね。そんな訳で硬い肉にキウイの汁を垂らすと肉が柔らかくなり美味しくなります。(ただし高級な柔らかい肉にキウイの汁を垂らすと肉がぐちゃぐちゃになるので使わないようにしましょう(体験談))

この分解酵素をうまく活用するには肉を食べた後にデザートとしてキウイを食べます。そうすると肉の消化が早くなり胃の負担が軽減するほか、アミノ酸の吸収が良くなります。なので胃もたれしやすい人や、マッチョの人にもキウイはお勧めな食材です。キウイ以外にパイナップルにもタンパク質分解酵素があるのですが、キウイは買ってすぐ食べることが出来るので、利便性を考えるとキウイ一択だと思います。

ちなみに分解酵素は熱に弱いのですが、キウイは生で食べることが多いので、効果が発揮しなくなる心配はありません。また舌がピリピリする方はヨーグルトなどの他の食品と混ぜて食べると食べやすくなります。

キウイ君
キウイ君

胃のために食べてね!

キウイのポリフェノール

ネットの記事ではキウイにはポリフェノールが豊富という物を見かけたのですが、これは誤りです。品種によってまちまちなのですが、キウイのポリフェノールはキウイ100gあたり0.5μgから1.5μg、100μgです。

他の食材を上げると、ほうれん草の場合は100gで105㎎、トマトは40㎎、リンゴは100から200㎎、ブルーベリーは300㎎と、キウイのポリフェノールは少ないのです。

ポリフェノールは植物の苦み、色素成分であるため、色鮮やかなほうれん草、トマト、リンゴ、ブルーべりーに多く、色の薄いキウイにはポリフェノールが少ないことがうかがえます。

ちなみにゼスプリ・ルビーレッドは赤色が鮮やかでアントシアニンと言ったポリフェノールが含まれています。ポリフェノールを多く摂取するならゼスプリ・ルビーレッドが良いかもしれません。

しかしキウイにはビタミンC・ビタミンEと言ったポリフェノールと同じく抗酸化作用のあるビタミンが含まれているので、ポリフェノールが少なくても食べていただきたいです!

キウイ君
キウイ君

色が濃いとポリフェノールは多い傾向にあるんだね!

キウイの皮はさらに栄養豊富

先ほど解説したのですがキウイの皮は実よりも栄養豊富で、食物繊維は2倍、ビタミンEは32%も多いです。もちろん皮を綺麗に洗って胃が弱くない人は是非食べてみてください!

キウイ君
キウイ君

出来るなら皮も食べてね!

キウイの選び方・保存方法 栄養を生かした食べ方

やっぱりデザートに!

キウイの選び方

キウイは表面が綺麗で汚れのない物部分的に柔らかい物が熟しています。なので後日食べたいのなら硬いキウイ、すぐ食べたい場合は柔らかいキウイを選ぶと良いでしょう。柔らかさを確認するときはキウイのヘタの部分を押して確認してください。それ以外を押すとキウイが傷みやすくなってしまいます。

キウイの保存方法

キウイを追熟させるときは冷蔵庫でなく常温で置いて、バナナやリンゴと一緒に保管すると早く熟します。熟したキウイはビニール袋に入れて冷蔵庫で保存してください。

キウイの栄養を生かした食べ方

キウイにはアクチニジンと言うタンパク質分解酵素が含まれていると解説しましたが、その酵素を生かすにはやっぱり、食後にキウイを一個食べるのが良いと思います。特にお肉を食べた時はお腹に溜まりますのでお勧めです。しかもキウイに含まれているクエン酸はミネラルの吸収を高めてくれ、さらに唾液や胃液の分泌を増やす効果もあります。なのでキウイは食後の消化吸収を良くするために食べるのが良いかもしれません。

消化もバッチリ

また朝は胃や腸が元気でないため、朝食に消化を良くするキウイは良いです。またビタミンCやビタミンEも豊富に含まれていています。こういったキウイの効果を発揮するにはやはり生のまま食べることですね。是非キウイを生のまま美味しく食べてください!

朝はキウイ!

最後まで記事をご覧になってありがとうございました!是非キウイで健康な体でいてください!

キウイ君
キウイ君

キウイはやっぱり生のままで!

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