玉ねぎの栄養について解説!疲労回復にぴったり!

玉ねぎを切ったら涙が出てきませんか?涙が出て調理をするのが、おっくうになってしまうのですが、涙が出るということは玉ねぎには疲労回復に良い証拠です。なぜ疲労回復に良いのか玉ねぎの栄養を見ていきましょう!

ぶたさん
ぶたさん

涙が出るから玉ねぎは体に良ブヒ!?

玉ねぎの基本情報

玉ねぎの栄養

玉ねぎの選び方・保存方法 栄養を生かした料理・食べ方

玉ねぎとは?

玉ねぎはヒガンバナ科ネギ属に属する野菜で、同じ仲間ににんにくやネギがあります。

玉ねぎの特徴に切ると涙が出てくるという物があります。涙が出る理由は玉ねぎを切った時にアリシン(硫化アリル)と言う成分が目や鼻を刺激するからです。

玉ねぎを切っても涙が出ないようにするには、玉ねぎを冷蔵庫で冷やしてアリシンを空気中に飛ばさないようにしたり、水につけることでアリシンを水に溶かす方法があります水につけすぎると水っぽくなるので約10分漬けるとちょうどいいです!

ちなみに玉ねぎを飴色になるまで炒めると甘くなりますが、これはアリシンがプロピルメルカプタンと言う甘い成分に変化するからです。

ぶたさん
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カレーの隠し味にぴったりブヒ!

生で食べるなら新玉ねぎ

玉ねぎは生で食べるとアリシンの刺激で食べにくいですが、アリシンが少ない新玉ねぎなら食べやすいです。

新玉ねぎは玉ねぎを3から4月に早取りしたもので、みずみずしく柔らかく、辛みが少ないです。生で食べやすいので、サラダにするのも良く、カツオの叩きと一緒に食べるのもお勧めです!

一方スーパーで見る茶色の玉ねぎは、保存性を高めるために乾燥しているため表皮が茶色くなり、水分が抜けるためアリシンの濃度が高まります。茶色い玉ねぎは炒めたり煮込んだりするのがおすすめですね。

玉ねぎは古くから疲労回復の野菜

玉ねぎの原産地はイランだとされ、古代エジプトでも栽培されていました。

古代エジプトではピラミッドの建設に従事する労働者に玉ねぎやニンニク、大根が支給されていました。他には古代ギリシアのオリンピックに出場するために、選手が玉ねぎを食べていたことから、古くから玉ねぎは元気をつける食べ物だと認識されていました。

ぶたさん
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昔の人たちは経験的に知っていたブヒ!

玉ねぎの栄養

アリシンが疲労回復に!

麦茶のカロリー

玉ねぎ100gあたりのカロリーは37kcal、タンパク質は1g、脂質は0.gg、炭水化物は8.8g、食物繊維は1.6gです。

野菜の中ではカロリーは高い方ですが、決して高カロリーではないので気にすることはないでしょう。

ビタミン・ミネラル

玉ねぎに多いビタミンにはビタミンB6があります。ビタミンB6はタンパク質の代謝に関与しているビタミンです。

しかしそれ以外のビタミン・ミネラルはあまり含んでおりませんので、他の食材も食べて栄養を摂取した方が良いですね。

ぶたさん
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ビタミン・ミネラルはそんなに多くないブヒ…

アリシン

アリシンは先ほど解説した通り、目や鼻を刺激して涙を流してしまう成分です。本来動物から食べられないようにしたり、微生物から身を守ったりするための毒性のある物質なんですが、不思議なことに人間にとっては体に良い成分なのです。

アリシンの主な効果にビタミンB1の吸収率を上げたり、ビタミンB1と結びついてアリチアミンと言う成分になる効果があります。アリチアミンはビタミンB1と同じ効果を発揮するだけでなく、血液中の酵素の働きを受けにくいので体内で長く効果を発揮してくれます!

実質ビタミンB1が長く体内で活躍してくれます。

ではビタミンB1にはどのような効果があるのでしょうか?

ビタミンB1の主な効果には糖質からエネルギーを作り出す働きがあります。糖質は脂肪と違って短時間で多くのエネルギーを作り出すことが出来る性質があるので、強い力を出したり、早く走ったりなどの、激しい運動・スポーツで活躍するビタミンです。また体内で多くのエネルギーを作り出すことが出来れば、エネルギー不足による疲労も回復出来ます。

玉ねぎを食べると元気になると言われる理由がアリシンなんですね!

アリシンの他の効果に血液の流れを良くする・新陳代謝を高める・高血圧・糖尿病予防・魚や肉の臭みを消す効果もあり、お肉やお魚との相性もいいんですね!

ただし注意が必要です。それは玉ねぎのアリシンは揮発性で熱に弱いことです。

先ほど解説したのですが、玉ねぎのアリシンは加熱するとプロピルメルカプタンという甘い成分に変化するので、アリシンを摂取するなら生や軽く炒めるのがおすすめです。調理の最後に玉ねぎを加えると食感が残るので、玉ねぎの触感が好みの人は最後に加えると良いですね。

ぶたさん
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玉ねぎは元気が出るブヒ!

ケルセチン

CMでケルセチンと言う言葉を聞いたことあるでしょうか?特殊な成分だと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ケルセチンは玉ねぎに多い成分なのです。

ケルセチンはポリフェンオールの一種で、熱に強い黄色い色素成分です。特に玉ねぎを乾燥させたときの黄色い皮に多く含まれています。

ケルセチンには強力な抗酸化作用があり、特に血管内で強く発揮します。もし血管が活性酸素によって傷つけられてしまうと血管が硬くなり破裂しやすくなったり、血液中のHDLコレステロールが酸化されてしまいます。この酸化したHDLコレステロールを異物とみなした白血球のマクロファージが捕食してしまうと動けなくなってしまいます。この時に生まれた塊がプラークと呼ばれ、プラークがたくさん発生すると血管が詰まってしまう可能性が高まります。

つまりケルセチンには血管での内出血、詰まってしまうことを防いでくれる成分なのです。また酸素を運んでくれる赤血球を活性酸素から守ってくれます。赤血球が活性酸素によって傷つけられてしまうと、赤血球の柔軟性が無くなり、体を変形させて毛細血管を通るのが難しくなります。なのでケルセチンには毛細血管まで血流を良くする働きも持っています。

赤血球がスムーズに酸素を運んでくれるようになると、有酸素運動で多くのエネルギーを作り出すことが出来るので、運動をしている人には玉ねぎはお勧めな食材ですね!

そしてCMで有名な脂肪燃焼効果もあります。ケルセチンには体内の脂肪を分解するリパーゼの効果を上げてくれる効果があります。そのおかげで脂肪をエネルギーに変えやすくしてくれます。

この効果も運動している人にはありがたい成分ですね!ちなみにトマトにもケルセチンが含まれています。

そしてケルセチンは特に玉ねぎの皮に含まれています。そんなケルセチンが多く含まれている玉ねぎ茶が売られているので気になる方は探してみてはどうでしょうか?

ぶたさん
ぶたさん

僕も玉ねぎでダイエットブヒ!

メラノイジン

メラノイジンはタンパク質と糖が反応する『メイラード反応』によって生まれる茶褐色の成分で、玉ねぎを飴色になるまで炒めると生まれます。玉ねぎ以外に醤油や味噌にも含まれている成分でもあります。

メラノイジンには抗酸化作用がありますが、他の抗酸化物質とは違います。メラノイジンは一酸化窒素の活性を抑えることで、細胞のDNAが酸化されるのを防いでくれます。またメラノイジンはケルセチン同様に血管で抗酸化作用を発揮してくれるので、ケルセチンのダブルコンボで血管が若々しくなりますね!

そしてメラノイジンには食物繊維と似た効果があるので、腸内環境を良くしたりするのにも役立ちます。

飴色の玉ねぎ

玉ねぎの選び方・保存方法 栄養を生かした料理

元気になるなら生!若々しくいたいなら炒める!

玉ねぎの選び方

乾燥させた玉ねぎの場合は、表面に茶色がしっかりあり、艶もあり、傷がついていないものが良い玉ねぎです。しかし玉ねぎに芽が出ている物は芽が栄養を吸っているので選ばない方が良いです。

芽が出ているのは避けましょう

新玉ねぎの場合は締りがあり、手に持った時重い物が良いです。新玉ねぎは水分が多いのでカビが生えていないか、傷がないかを確認した方が良いです。

玉ねぎの保存方法

乾燥させた玉ねぎの場合は風通しのいい冷暗所に保存し、新玉ねぎの場合は痛みやすいので冷蔵庫の野菜室に入れると長持ちします。冷凍保存するとべちゃっとした玉ねぎになるので、冷凍した場合はスープに使うと美味しく食べることが出来ます。

玉ねぎの栄養を生かした料理

玉ねぎにはアリシンが含まれていると解説しましたが、アリシンは加熱するとプロピルメルカプタンに変化します。なのでアリシンの効果を発揮するなら生で食べると良いでしょう。しかし乾燥させた玉ねぎはアリシンが凝縮されていて、刺激が強く食べにくいです。そんな時は乾燥させてない新玉ねぎを食べると良いでしょう、また水に10分ほど漬けてアリシンを減らして食べやすくするといいでしょう。

新玉ねぎのサラダや刺身・カツオの叩きに玉ねぎを一緒に食べると良いでしょう。

またアリシンはビタミンB1が長く使用できるようにしてくれる成分なので、ビタミンB1が多い食品と一緒に食べると効果がさらに発揮されます。ビタミンB1が多い食品に豚肉が挙げられます。なので豚カツ・生姜焼きの隣にキャベツの千切りと共にスライスした玉ねぎを添えたり、豚肉を炒めた料理を作るとき、最後に玉ネギを加えて軽く炒めるとアリシンの効果を最大限にすることが出来るでしょう!

そして豚肉や牛肉などの肉類はHDLコレステロールが多いです。しかし玉ねぎはそんなデメリットを小さくしてくれるケルセチンが含まれているのでお肉と玉ねぎは相性がいいですね!牛丼に入っている玉ねぎは栄養的に相性がいい!

そして玉ねぎを飴色になりまで炒めるとアリシンがほとんどなくなってしまいますが、代わりにメラノイジンが多くなります。玉ねぎで若々しくなりたい方は玉ねぎを飴色になるまで炒めて、カレーの隠し味に加えると良いでしょう!

ぶたさん
ぶたさん

僕は美味しくないブヒイイイイイイイイイイ!

最後まで記事をご覧になってありがとうございました!是非玉ねぎで疲労回復・血管を若々しくなってください!

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