肉と言えば牛肉!牛肉は脂がのって美味しいだけでなく、精力がつく食材なのはご存じでしょうか?
とはいっても牛肉は身体に悪いとよく聞きます。
と言う訳で今回は牛肉の栄養や健康効果・そしてデメリットを解説していきます!
僕のデメリットって何だろう?
牛肉の人気部位である牛カルビ100gあたりの栄養は?
カロリー 371kcal
タンパク質 14.4g
脂質 32.9g
炭水化物 0.2g
牛肉はやっぱり脂質が多くカロリーが高いですね。
牛肉に含まれている脂質の多くは飽和脂肪酸と言う主にエネルギーとして優先的に使われる脂質です。
良く運動する人にとっては有酸素運動のエネルギーとなるので体に良いのですが、普段から運動しない人にとっては脂肪の蓄積になったり、コレステロール値が上がる原因になってしまいます。
しかし体に良い不飽和脂肪酸も含まれています。その内アラキドン酸と言う脂質も含まれていて、アラキドン酸は脳の神経細胞の生成を促す働きがあります。
さらにアラキドン酸の一部はアナンダミドと言う物質に変化し、精神のバランスを保ってくれる働きがあります。
ちなみに不飽和脂肪酸は融点が低く、口の中で溶けて口当たりがよいと感じます。
そして高級ブランドの牛肉は不飽和脂肪酸が多く通常の牛肉よりも美味しく感じることが出来ます。
しかし脂質が多くカロリーが気になります。
そんな方は脂質が少ないヒレ肉、もも肉を選ぶと良いでしょう。
ヒレ肉は15g、もも肉は18.7gの脂質の量だからヘルシーかな?
・体内のさまざまな代謝・合成を助ける
・アルコールを分解する
・血行をよくする
・脳神経の働きを良くする
・皮膚の健康を保つ
・胃腸管の働きを正常に保つ
・アミノ酸代謝に関わる酵素の補酵素として使われる
・脂肪の代謝をよくする
・皮膚の抵抗力を上げる
・神経の働きを正常に保つ
・葉酸と供に赤血球を作る
・神経の働きを正常に保つ
・細胞の遺伝情報が詰まった核酸や、アミノ酸、たんぱく質の合成を助ける
・神経細胞内の表面にある脂質膜の合成
・出血した際、血液を固める
・フェロトーシス(酸化によって細胞が死んでしまうこと)を防ぐ
・ヘモグロビンの材料になる(赤血球が酸素を運びやすくなる)
・ミオグロビンの材料になる(筋肉が赤血球から酸素を受け取りやすくなる)
・チトロームという酵素の成分になる(代謝などに必要な酵素を活性化させる)
・細胞の新生を促進
・体内でさまざまな酵素の構成成分になる
・インスリンの構成成分となる
・味覚・嗅覚を正常に保つ
・皮膚・骨格の発育を維持する
・体内のテストステロンの量を増やす
牛肉には亜鉛が多く含まれていて、100gで1日に必要な量の3分の1を摂取出来ます。
亜鉛にはさまざまな効果があり、牛肉の健康効果にて解説いたします。
牛肉の健康効果には以下の効果があります。
精力増強
牛肉にはコレステロールと亜鉛が多く含まれています。
コレステロールと言うと体に悪いイメージがあるのですが、人間の体になくてはならない脂質です。
コレステロールの働きには男性ホルモンであるテストステロン・細胞膜・胆汁酸の材料になる・髪や皮膚を滑らかにすることが挙げられます。
さらに牛肉には亜鉛が多く含まれ、亜鉛にはさまざまなホルモンの合成に携わり、分泌の調整をしてくれます。
と言うことは牛肉のコレステロールと亜鉛で男性ホルモンの分泌量が増えるようになります。
男性ホルモンだ男性らしい体を作ってくれるホルモンだよ!
そんな男性ホルモンが増えると
筋肉がつきやすくなる
メンタルが強くなる
積極性・精神食・リーダーシップが高くなる
と言った効果があり、さらに精力増強効果もあります。
精力が必要な日には牛肉を食べてみてはどうでしょうか?
貧血予防
牛肉には鉄分も多く含まれています。
鉄分は赤血球に含まれているヘモグロビンの材料になります。ヘモグロビンは酸素の受け渡しに関わる組織で、ヘモグロビンが少ないと酸素の受け渡しが減り貧血になってしまいます。
しかし牛肉には鉄分が多いので、貧血予防になるんですね!
さらに牛肉の鉄分はヘム鉄と言って吸収しやすい鉄分でもあります。
その吸収率は10から30%!
って少ないですね…
でも鉄分には吸収率を高める方法があり、それは酸っぱいクエン酸・ビタミンCが含まれている物と摂取することです。
例えば食後にビタミンCが多い酸味のある果物を食べると良いですね。
そしてクエン酸はミネラルの吸収率も高めてくれるので、亜鉛の吸収率も高めてくれます。
ちなみに植物に含まれている鉄分の多くは非ヘム鉄と言って吸収率が5%と凄く低いんだ
精神安定効果
少し前に解説しましたが牛肉にはアラキドン酸には、アナンダミドと言う物質に変化し、精神のバランスを保ってくれる働きがあります。
さらに牛肉にはアミノ酸であるトリプトファンが含まれ、このトリプトファンは神経伝達物質であるセロトニンの材料になります。
セロトニンには寝つきを良くする睡眠効果や、興奮や不快感を鎮めて精神を安定させる効果があるので精神安定に効果があるのです。
お肉を食べて精神的に元気になるのはこのためなんだね!
脂肪燃焼効果
牛肉には脂質がとても多いのですが、脂質をエネルギーにしてくれるLカルニチンと言うアミノ酸が含まれています。
Lカルニチンは脂質をエネルギー源にするミトコンドリアへ脂質を運んでくれる働きがあります。
その結果、有酸素運動で多くのエネルギーを作り出すことが出来、脂肪を多く燃焼することが出来ます。
とはいっても牛肉は脂質が多いので、ダイエット目的よりも運動を楽しむ目的で食べるのが良いと思います。
ここまで牛肉のメリットを解説してきたのですが、デメリットがあり以下のものが挙げられます。
血管が詰まる病気になりやすい
胃もたれしやすい
悪玉菌が増えやすくなる
があります。一つづつ解説していきましょう。
血管が詰まる病気になりやすい
牛肉にはLDLコレステロールが多いです。
このコレステロール自体体に悪い物ではないのですが、数が増えすぎてしまうと血管壁に入り込みます。
そして活性酸素によって酸化してしまうと酸化LDLという酸化した状態になります。
そうすると酸化LDLを異物とみなしたマクロファージが酸化LDLを食べ、脂質プラークと言うこぶが生まれ、この脂質プラークが血管を詰まらせてしまします。
これを防ぐには牛肉を食べすぎないようにしたり、普段から運動したりなどすると良いでしょう。
またLDLコレステロールが酸化しないように、抗酸化物質が含まれている食品を食べると良いでしょう。
私のおすすめは玉ねぎです。玉ねぎにはケルセチンと言う血管の中で抗酸化作用を発揮するポリフェノールが含まれ、美味しさ的にも牛肉と相性がいいです。
僕に玉ねぎが入っているのは栄養的にもいい効果があるんだね!
胃もたれしやすい
牛肉の脂は融点が高いので胃の中に脂が長時間溜まりやすくなり、これが胃もたれの原因になりやすいです。
これを防ぐには脂質を分解する酵素であるリパーゼが含まれている大根を食べると軽減できるでしょう。
またプーアル茶にもリパーゼが含まれているので、この二つの食品がおすすめです。
悪玉菌が増えやすくなる
悪玉菌は腸内で悪さをする細菌ですが、主にタンパク質を餌にして増えていきます。
と言うことはタンパク質が多い牛肉を食べると、悪玉菌が増えやすくなってしまします。
もし悪玉菌が増えてしまうと、腸内で有害物質が生み出され腸が傷つきやすくなり、大腸がんになりやすくなります。
これを防ぐには納豆やヨーグルトなどの悪玉菌を退治してくれる善玉菌が含まれた食品を摂取したり、オリゴ糖などの善玉菌の餌になる食品を摂取すると良いでしょう。
牛肉は精力がついたり、精神が安定したりなどのメリットがある反面、血管が詰まりやすくなるなどのデメリットも存在します。
やはり牛肉のメリットを受けたいので、デメリットを解消するために、玉ねぎ・大根・ヨーグルトなどと一緒に食べたいです。
牛肉は身体に悪いと言われがちですが、きちんと対策をすればデメリットを小さくしてメリットを受けやすくなります。
皆さんも是非美味しい牛肉を食べてみてはどうでしょうか?
美味しい物はやっぱり食べたいよね!ヘルシーに食べよう!