美味しい物はスイカのような香りがして美味しいアユ、
そんなアユは身だけでなく内臓も栄養が豊富です。そんなアユにはどんな栄養が豊富なのか見ていきましょう!
僕は栄養豊富だったんだ、気になるな!
天然のアユ100gあたりの栄養は?
カロリー 117kcal
タンパク質 22.6g
脂質 6.8g
炭水化物 0.1g
アユは高タンパク・低カロリーな食材です。
しかし養殖物のアユの場合は栄養が違っていきます。
養殖のアユ100gあたりの栄養は?
カロリー 241kcal
タンパク質 22.6g
脂質 15.1g
炭水化物 0.8g
という訳で養殖物のアユの場合は天然物よりも脂質が多くカロリーも高くなっています。
しかしアユの脂質はDHA・EPAと言う体に良い脂質が多いです。
実は僕は天然で、天然のアユはスイカのようないい香りがするんだよ!
アユには以下のビタミン・ミネラルが多く含まれています。
・糖質からエネルギーを作る
・消化液の分泌を促進する
・皮膚や粘膜の健康を保つ
・糖質を栄養源として使っている脳神経系の伝達物質の合成
・乳酸の代謝を助ける
・脂質の代謝を助ける
・細胞の発育を助ける
・皮膚や粘膜の健康を保つ
・過酸化脂質を分解する
・アミノ酸代謝に関わる酵素の補酵素として使われる
・脂肪の代謝をよくする
・皮膚の抵抗力を上げる
・神経の働きを正常に保つ
・体内のさまざまな代謝・合成を助ける
・アルコールを分解する
・血行をよくする
・脳神経の働きを良くする
・皮膚の健康を保つ
・胃腸管の働きを正常に保つ
・たんぱく質・脂質・炭水化物の代謝を助ける
・ストレスへの抵抗力をつける
・ビタミンCの作用を助ける
・自律神経の働きを維持する
・免疫力の強化
・善玉コレステロールを増やす
・葉酸と供に赤血球を作る
・神経の働きを正常に保つ
・細胞の遺伝情報が詰まった核酸や、アミノ酸、たんぱく質の合成を助ける
・神経細胞内の表面にある脂質膜の合成
・リンやカルシウムの吸収率を上げる
・免疫力を上げる
・抗酸化作用がある
・赤血球の溶血防止
・生殖機能を正常に保つ
・骨や歯を丈夫にする
・神経の機能や筋肉の収縮を正常に保つ(カルシウムがイライラ防止に効くのはこの働きのため)
・血液を凝固させる働き
・酵素を活性化させる働き
・骨と歯の形成に関わる
・細胞膜を形成する
・エネルギーになるリン酸化合物(ATP)の材料になる
・神経や筋肉の機能を正常に保つ
・体液のpHを調整する
・ヘモグロビンの材料になる(赤血球が酸素を運びやすくなる)
・ミオグロビンの材料になる(筋肉が赤血球から酸素を受け取りやすくなる)
・チトロームという酵素の成分になる(代謝などに必要な酵素を活性化させる)
アユは非常に栄養が豊富です。
そんな栄養豊富なアユですが、内臓となるとさらに栄養を摂取出来ます。
アユの内臓に多いビタミン・ミネラルはにはビタミンAがあります。
ビタミンAの効果には
・抗酸化作用がある
・必要な量だけ体内でビタミンAに変換される(ビタミンAの過剰摂取を防ぐ)
・皮膚や麺膜を保護する
・病原菌やウイルスの侵入を防ぐ
・暗い所で視力が低下する夜盲症を防ぐ
があります。さらにDHAとEPAや身に多い栄養も多く含まれています。
そんな栄養豊富なアユの健康効果には何があるでしょうか?
僕は栄養豊富なんだね!
アユの健康効果には以下の効果があります。
- 脳や血管の材料になる
- 骨を強くする
- 貧血予防
- 免疫力強化・目の健康を保つ
・脳や血管の材料になる
アユには水生動物に多い脂質であるDHAとEPAが含まれています。
この内DHAは脳の神経細胞の材料になる脂質で、脳の機能を高めたり認知症予防になります。
EPAは血管や赤血球の材料になる脂質で、動脈硬化を防でくれます、さらに赤血球が柔らかくなり、赤血球が毛細血管をスムーズに進め、血流が良くなります。
様々な研究でこの脂質が体に良いと解明され、健康を意識している人はこの脂質を摂取している人が多いです。
アユ以外には、青魚などの脂ののった魚に多いので、ぜひ摂取してください!
・骨を強くする
アユにはカルシウムが豊富に含まれています。
その量はアユ100gで1日に必要な量の約80%になります。なぜこんなにもカルシウムが豊富かと言うと、アユはカルシウムが豊富な苔を食べているからです。
とはいってもカルシウムは吸収率の低い栄養素です。
しかしアユにはカルシウムの吸収率を高めてくれるビタミンDが豊富に含まれていて、多くのカルシウムを吸収することが出来ます。
実はさらにカルシウムの吸収率を高める方法があり、それは酸っぱいものと一緒に摂取することです。
酸っぱい成分であるクエン酸はミネラルを包んで一緒に吸収される成分で、アユの塩焼きにレモン汁をかけると多くのカルシウムを摂取出来ちゃいます。
7月に獲れる若鮎の場合は頭や骨が柔らかいので、いっぱいカルシウムを摂取することが出来ます。
・貧血予防
アユには不足すると貧血になってしまう、鉄分が豊富に含まれています。
さらに葉酸と供に赤血球を作り出すビタミンB12も含まれているので、吸収した鉄分が生かされやすくなります。
ただし鉄分もカルシウム同様、吸収率が低いです。
しかしカルシウム同様、クエン酸と一緒に摂取すると吸収率が上がるので、レモン汁をかけるのは栄養的にもいいことがありますね!
・免疫力強化・目の健康を保つ
アユの内臓にはビタミンAが多く含まれていて、このビタミンAは粘膜や皮膚の健康を保ってくれ、肌を綺麗にするだけでなく、粘膜から病原菌やウイルスが体内へ侵入するのを防いでくれます。
さらにビタミンAは暗い所で視力が落ちる夜盲症を防いでくれます。
またビタミンAは油脂性のビタミンであり、脂質の多いアユと一緒に食べると多くのビタミンAを吸収できます。
そんな訳でアユの内臓も是非食べていただきたいです。
しかしアユの内臓のビタミンAが量が多く、養殖物のアユだと内臓を45g食べると過剰摂取になってしまいます。
しかしアユ1匹の内臓の量は少ないので、アユの内臓を数匹分食べなければ心配ないと考えられます。
アユは非常に栄養が豊富で、含まれている栄養の相互作用により栄養の吸収率が高くなることが分かりました。
そんなアユの栄養を生かすには、塩焼きにして内臓ごと食べるようにするのがおすすめです。
さらにレモン汁をかけるとミネラルの吸収率が高くなるのですが、かけたくない方は甘酸っぱい果物を食べたりすると良いでしょう。
皆さんも是非アユを食べて、栄養をいっぱい摂取してはどうでしょうか?
でも僕は美味しくないから食べないで!