夏野菜の代表であるきゅうり、生でかじるとみずみずしくて美味しいですね。そんなきゅうりですが『世界一カロリーが低い果実』と言うことで、ギネス記録に認定されています。そんなきゅうりに栄養があるのでしょうか?今回はきゅうりの栄養について解説します。
きゅうりはカロリーが低いからいっぱい食べよう!
きゅうりはウリ科キュウリ属の野菜で、果実を食べる野菜であるため果菜に分類されています。
きゅうりは世界一カロリーが低い果実としてギネス記録に認定されていて、100gで14kcalしかありません。ちなみに世界一カロリーの高い果実はアボカドです。
きゅうりは生やサラダ、酢の物で食べることが多いですが、中国では炒め物や煮物、トルコではきゅうりにヨーグルト、ニンニクオリーブオイル、塩を混ぜたジャジュクと言う冷菜があります。そのままのきゅうりに飽きたら、別の料理を作ってみてはどうでしょうか?
きゅうりは生だけじゃなくて炒めても似ても良し!
- 四川きゅうり
四川きゅうりは中国品種のきゅうりを品種改良して作られたきゅうりで、通常のきゅうりよりもイボイボしている特徴があります。皮は柔らかく、香りと味もで歯切れがよいです。漬け物にすると歯切れのよい食感を生かすこともできます。
- フリーダム
フリーダムは青臭さの少ない品種と日本の品種を掛け合わせたきゅうりです。フリーダムは青臭さが少なく柔らかいので、生のまま食べやすくなってます。
やっぱり低カロリー!
きゅうり100gあたりのカロリーは、14kcalで、タンパク質は1g、脂質は0.1g、炭水化物は3g、食物繊維は1.1gです。いでしょう。
きゅうりはカロリーが低く、その理由に水分が多いことが挙げられます。夏の水分補給にもいいでしょう。そして低カロリーなので、食べすぎになりがちな人にもお勧めです。
きゅうりに多いビタミン・ミネラルには、
皮の部分に体内でビタミンAに変換されるβカロテン
出血した際血液を固めるビタミンK
体内でコラーゲンを作り出すビタミンC
余分な塩分を排出し血圧を下げるカリウムが多く含まれています。
飽食の現代にはやっぱりきゅうり!
きゅうりにはアスコルビナーゼと言うビタミンCを体内で使えなくしてしまう酵素が含まれています。それじゃあきゅうりに含まれているビタミンCが使えなくなってしまうと心配ですが対策があります。それはお酢を使ったり加熱調理をすることです。アスコルビナーゼは酸や熱に弱い成分であるため、このような対策を取ると、ビタミンCが体内で使用できることが可能になります。
酢の物も良いですが中国ではきゅうりを炒めたりするので、中華料理にきゅうりを入れてみてはどうでしょうか?
キュウリなどのウリ科の野菜にはシトルリンと言うアミノ酸の一種が含まれています。シトルリンには血管拡張作用があり、この作用によって、アンモニアや乳酸を除去してエネルギーの生産が多くなった結果、成長ホルモンの分泌促進や、筋肉のタンパク質分解制御や合成作用が引き起こります。なのでスポーツをしている人にとってはありがたい成分です。
また血流が良くなることで、疲労回復、むくみ解消、冷え症予防などの効果もありますが、この効果を発揮するには1日にきゅうりを56本食べなければいけません、スイカの場合は7分の1個必要です。なのでこの成分を摂取するならサプリメントが向いています。
生もいいし、加熱してもいい!
いぼがあるきゅうりの場合はイボがしっかりと合って、果肉が硬い物が良いきゅうりです。
きゅうりは冷やし過ぎると傷んでしまうため、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れると良いです。
きゅうりはカロリーが低いので、中華料理の中に入れて代わりに肉の量を減らすとカロリーを低くできるでしょう。またアスコルビナーゼの働きが弱まるので、ビタミンCが体内で使用できなくなる心配もないでしょう。また酢の物にしてもアスコルビナーゼの働きが弱まるので、サラダよりも酢の物や酸味のあるたれを使った冷やし中華が良いと思います。
みんなもキュウリを食べてね!
きゅうりはカロリーが低いですが栄養がないわけではありません。是非きゅうりを食べてください!