食べると鼻がつーんとしてしまうワサビ、
ワサビのツーンとする成分には体に良い効果がたくさんあります。今回はそんなワサビの栄養を見ていきましょう!
鼻がツーンとするからワサビは体に良いんだぞ!
ワサビ6gあたりの栄養は?
カロリー 5kcal タンパク質 0.34g 脂質 0.01g 炭水化物 1.1g 食物繊維 0.26g
ワサビは1食で使う量が少ないのでカロリーも少ないです。
ではビタミン・ミネラルはどうでしょうか?
ワサビ1食分だと摂取できるビタミン・ミネラルは少ないのですが、他の野菜と同じように100gあたりにした場合のワサビに多いビタミン・ミネラルを見ていきましょう。
・アミノ酸代謝に関わる酵素の補酵素として使われる
・脂肪の代謝をよくする
・皮膚の抵抗力を上げる
・神経の働きを正常に保つ
・DNAの合成を助ける
・ビタミンB12と共に赤血球を作る
・胎児の先天性異常リスクの低減
・体内でコラーゲンを作り出す
・抗酸化作用によって活性酸素から細胞を守る
・鉄分や銅の吸収を高める
・ニトロソアミン(発がん性物質)の生成を制御する
・メラニン色素の生成を抑制し、しみ・そばかすを予防する
・抗酸化作用がある
・赤血球の溶血防止
・生殖機能を正常に保つ
・出血した際、血液を固める
・フェロトーシス(酸化によって細胞が死んでしまうこと)を防ぐ
・余分な塩分を排出し血圧を下げる
・心臓、筋肉の活動を調節する
・神経細胞同士の情報伝達である神経伝達を発生させる
・骨や歯を発育・形成する
・筋肉を収縮させる
・神経の伝達に関わる
・さまざまな酵素を活性化させ、エネルギーを産生する
・体温や血圧を調節する
・体内の過酸化脂質を分解する
・活性酸素を除去する酵素の構成成分になる
・甲状腺ホルモンを活性化する酵素の構成成分になる
・有害物質を無毒化する
という訳で、ワサビは100gあたりだと栄養豊富な食材になりますね!
でも1食だと栄養いっぱい摂取出来ないから、栄養のことは気にする必要はないかな?
ワサビの鼻をつーんとさせる成分はアリルイソチオシアネートと言う成分です。
この成分の効果を挙げると以下のものがあります。
- 食中毒予防
- 食欲増進
- 血栓の発生を防ぐ
- 抗がん作用
・食中毒予防
アリルイソチオシアネートの抗菌作用は強く、腸管出血大腸菌O-157、酵母、カビなどの様々な微生物に対して抗菌作用があります。
特に気化した状態が強く働くので、お弁当の中にワサビをひと練り入れるのもいいでしょう。
この成分でワサビは周りの菌をやっつけて生き延びるようにしているんだよ!
・食欲増進効果
アリルイソチオシアネートの刺激によって胃が刺激されることで、唾液や胃液の分泌が増えます。
その結果、食欲が湧いたり消化が良くなります。さらにはでんぷんを分解するアミラーゼも含まれているので、どんぶり物を食べるときにワサビをつけると良いですね!
・血栓の発生を防ぐ
アリルイソチオシアネートには血小板の凝固に関与するタンパク質の働きを低下させることで、血栓の発生を防ぐ働きがあります。
・抗がん作用
アリルイソチオシアネートには抗がん作用があります。
さらにはワサビに含まれているグルコシノレートには解毒機能を強化する働きがあり、発がん物質を体外へ排出しやすくしてくれます。
ワサビのアリルイソチオシアネートには体に良い効果がたくさんありますが、この成分は熱に弱いという欠点があります。
なのでワサビを食べるときは生で食べましょう!とはいってもワサビは基本的に生で食べるので、気にすることはないでしょう。
そんなワサビのアリルイソチオシアネートには、抗菌作用と食欲増進、でんぷんの消化促進作用があるので、お弁当に入れたり、どんぶり物にひと練り入れたりすると良いでしょう。
このことを踏まえると、お寿司にワサビを入れるのは美味しさ的にも栄養的にもいい効果があるんですね。
是非、料理にワサビを使って体に良い効果を発揮して下さい!
やっぱりワサビは、つーんとしないとね!