スーパーでよく見かける魚のサケ、サケは高たんぱくたけでなく脳に良い成分が含まれています。今回はそんなサケの栄養を見ていきましょう!
魚の代表サケだアニー!サケは身体にもいいアニよ!
1:サケの基本情報
2:サケの栄養
3:サケの選び方・保存方法 栄養を生かした食べ方
■サケとは?
サケはサケ目サケ科サケ属の魚で、白身魚です。え?サケは赤いのに白身魚?と思う人もいるかもしれませんが、サケの身はアスタキサンチンと言う赤色の色素によって赤色になっています。そしてサケの卵であるイクラにもアスタキサンチンが含まれていているので、いくらも赤色をしています。
■サケとサーモンの違いは?
良くサケに似ている魚にサーモンがあります、サケとサーモンの違いは
・サケ目サケ科サケ属
・川と海を行き来する
・生で食べたらダメ!
・サケ目サケ科でサケ属以外の魚のを指すマスに属する
・淡水魚
・きちんと管理したものは生で食べられる
と言ったところです。サケはアニサキスを食べるオキアミを食べるので、サケの中にはアニサキスがいる可能性が高く、生で食べると食中毒を引き起こします。
しかしサーモンは養殖することが可能で、餌や健康状態をきちんと管理すれば生で食べることが可能です。
ちなみに電気を使ってアニー達を死滅させる装置が開発されて、現在商業利用に向けているんだアニー!
なんて恐ろしい時代になったんだアニー!ブルブルブル…
サケ一切れあたりの可食部80gあたりの
カロリーは106kcal
タンパク質は17.8g
脂質は3.2g
炭水化物は0gです。
サケはサケは白身魚と言うことで低カロリー高タンパクですね。
そしてサケには脳の神経細胞の材料になるDHAと血管や赤血球の材料になるEPAが含まれていますが、白身魚と言うことで青魚より多くは含まれていません。しかしサケの皮は脂がのっていてDHA・EPAが多いだけでなく、ビタミンミネラルも豊富に含まれています。
サケは皮にも栄養が豊富に含まれているから皮も食べるべきなんだアニー!
皮を食べるのは、貧乏くさいのではなく、命を最後までいただくという、生き物への敬意なんだアニ!
サンマに多いビタミン・ミネラルには、以下の物が多く含まれています。
・リンやカルシウムの吸収率を上げる
・免疫力を上げる
・アルコールを分解する
・体内の多くの代謝・合成を助ける
・脳神経の働きを助ける
・血液の流れを良くする
・胃腸管の働きを正常に保つ
・皮膚の健康を保つ
・アミノ酸代謝に関わる酵素の補酵素として使われる
・脂肪の代謝をよくする
・皮膚の抵抗力を上げる
・神経の働きを正常に保つ
・葉酸と供に赤血球を作る
・神経の働きを正常に保つ
・細胞の遺伝情報が詰まった核酸や、アミノ酸、たんぱく質の合成を助ける
・神経細胞内の表面にある脂質膜の合成
・タンパク質・脂質・糖質の代謝を助ける
・ストレスへの抵抗力をつける
・ビタミンCの作用を助ける
・免疫力の強化
・善玉コレステロールを増やす
・自立新駅の働きを維持する
・骨や歯の形成に関わる
・体液のpHを調整する
・細胞膜や核酸を形成する
・リン酸化合物(ATP)の材料となる(生命活動に必要な物質)
・神経や筋肉の機能を正常に保つ
・生体内の過酸化脂質を分解する
・活性酸素を除去する酵素の構成成分になる
・甲状腺ホルモンを活性化する酵素の構成成分になる
・血圧に関わるホルモンに作用する
・有害物質を無毒化する
さらにサケの皮にはビタミンEとカルシウムが身よりも多く含まれているので、サケを皮ごと食べると栄養を多く摂取出来ます!
サケの皮はパリパリになるまで焼くと美味しいアニよ!
サケには、アスタキサンチンという赤い色素によって身が赤くなっていると冒頭に解説しましたが、これはサケが食べるプランクトンがこの色素を持っているので、色素がサケに移っているんです。この色素はサケ以外にエビやカニなどの赤色の水生動物に含まれています。
そんなアスタキサンチンには強力な抗酸化作用があり、βカロテン、ビタミンC・Eよりも強いです。
さらには脳の中で抗酸化作用を発揮します。実は脳には血液脳関門と言う脳に変な物質が入らないようにする組織があります。この組織を通る物質は少なく、βカロテン・ビタミンC・Eは通ることが出来ません。なのでこれらのビタミンを摂取しても脳の中で発生した活性酸素を除去することが出来ません。
しかしアスタキサンチンは通ることが出来るので、脳の中の活性酸素を除去し、脳の老化を防いでくれます。
またアスタキサンチンには脂質からエネルギーを作るのを促進する働きがあります。通常人間は糖と脂質でエネルギーを作っているのですが、糖質は脂肪よりも多く貯蔵できないため、枯渇しやすいです。もし枯渇してしまうと、エネルギー不足で元気が出なくなったり、脳が糖質不足で、精神的疲労を起こしてしまいます。そこでアスタキサンチンです。アスタキサンチンによって脂肪から多くエネルギーを作り出せるようになると、糖質を節約できるようになり、エネルギー不足による疲労を防ぐことが出来ます。
その他アスタキサンチンの効果には、
・紫外線によって発生した活性酸素を除去しシミやそばかすを防ぐ
・肌の保湿効果
・眼精疲労の改善と目の病気の予防
・動脈硬化、メタボリックシンドロームの予防
があります。
またアスタキサンチンはサプリメントとしても販売されているので、定期的にサケやエビを食べることが出来ない人は、購入を検討してはどうでしょうか?
サケは腹の身と皮の間に白い脂が多いと、脂がのって美味しいです。
さらに白い筋が多い物も脂がのっています。
ただし骨の周りに赤い血がある物は時間が立ち血が酸化しているので、鮮度が落ちています。
そしてサケから血が混ざったような汁が出ている物も鮮度が落ちているので選ばない方が良いです。
脂がのっているサケは絶対に食べたいから、きちんと選ぶアニー!
サケを保存するときは塩を振って5分おき、キッチンペーパーで水けを取って空気が入らないようにラップに包んで、保存袋に入れて冷蔵庫に入れると長く持ちます塩鮭の場合はすでにしおがふられているので、塩を振る工程を飛ばしてください。
冷凍する場合は、同じく塩と酒を振りかけて、冷蔵と同じ工程を行って冷凍庫に入れてください。
サケは皮に多くの栄養が含まれているので、身だけではなく皮も是非食べて欲しいです。サケの皮は敬遠されがちなのですが、旨みのある油が多く、焼くとパリパリになって美味しいです。そしてサケに含まれているアスタキサンチンは脂溶性の成分ですので、油の多い皮を食べるとアスタキサンチンの吸収率が高まります。なのでサケの皮は是非食べてください!
皆も美味しいサケの皮を食べて欲しいアニ!
是非サケを皮ごと食べて脳の老化を防いでみてはどうでしょうか?美味しいサケを召し上がってください!