ゴマは料理に少し振りかけて食べたりすることが多いですね。
そんなゴマは体に良いとよく聞きます。
そんな理由の一つにゴマ特有の成分であるセサミンがあります、今回はゴマの栄養やセサミンのことについてみていきましょう!
ゴマはあることをしないと、栄養を摂取出来ないよ!
炒りゴマ大さじ一杯7gあたりの栄養は?
カロリー 42kcal タンパク質 1.4g 脂質 3.7g 炭水化物 1.3g 食物繊維 0.9g
ゴマは半分以上が脂質でできているので、食べすぎには注意した方が良いです。
とはいっても一回で食べる量は少ないので、気にすることはないです。
そして食物繊維が多く、100gあたりで計算すると12.6gも含まれています!
ただし、ゴマの食物繊維はゴマの外皮に含まれていて、この外皮を潰さないとゴマの中にある栄養を摂取出来ません。
ゴマの栄養を摂取するなら、よく噛んだり、すりゴマにして食べると良いでしょう。
食物繊維は消化できないから注意!
ゴマには脂質が多いのですが飽和脂肪酸よりも不飽和脂肪酸の方が多いです。
それぞれの脂質の特徴は?
・飽和脂肪酸:主にエネルギーとして使われ余ったものは脂肪として蓄えられる
・不飽和脂肪酸:主に体の材料になり脂肪として貯められにくい
そしてゴマの不飽和脂肪酸の中には、リノール酸・オレイン酸と言う脂質が含まれています。
これらの脂質は循環器系疾患の予防になります。
ゴマのビタミン・ミネラルには、以下の物が多く含まれています。
・骨や歯を丈夫にする
・神経の機能や筋肉の収縮を正常に保つ(カルシウムがイライラ防止に効くのはこの働きのため)
・血液を凝固させる働き
・酵素を活性化させる働き
・ヘモグロビンの材料になる(赤血球が酸素を運びやすくなる)
・ミオグロビンの材料になる(筋肉が赤血球から酸素を受け取りやすくなる)
・チトロームという酵素の成分になる(代謝などに必要な酵素を活性化させる)
・体内にある多くの酵素の成分となる
・鉄の吸収とヘモグロビンの合成を助ける
・メラニン色素の生成をする
・抗酸化作用のある酵素を作る
・骨の形成を助ける
ゴマには骨を頑丈にしてくれるカルシウムが豊富に含まれています。
さらには鉄分が多く、ヘモグロビンの材料になります。
なので貧血にはゴマがぴったりですね。
日本人に不足しがちな栄養がいっぱい!
ゴマの有名な成分にセサミンがあります。
ゴマにはゴマリグナンと言うゴマ特有の成分が含まれていて、そのうちの50%がセサミンが占めています。
セサミンの主な働きは
- アルコールやアセトアルデヒドの分解を助ける
- 抗酸化作用・過酸化脂質の生成制御作用
と、意外にも肝臓に良い効果があり、お酒の席にゴマを使った料理を食べると良いかもしれません。
このセサミンの効果を発揮するにはセサミンを10㎎、ゴマを10g摂取すると良いです。
10gなので簡単に摂取出来ますね!
1日10gだと毎日食べ続けることが出来るね!
ちなみに黒ゴマの外皮の黒色はアントシアニンと言う成分が含まれています。
このアントシアニンには眼精疲労や目の病気を予防してくれる効果があるので、目を酷使している人は黒ゴマを食べると良いでしょう。
ゴマの食物繊維は外皮に含まれていると解説しましたが、この外皮を噛み砕かないと中のセサミンやミネラルを吸収することが出来ません。
なのでゴマの栄養を多く吸収するためには、よく噛んだり、すりゴマにしたりして栄養を吸収できるようにする必要があります。
すりゴマ以外にはペースト状のゴマも使うと良いでしょう。
ペースト状だと、通常のゴマのように使う以外に、豆腐やお菓子を作るために加えたりすると良いでしょう!
ゴマはお菓子でも美味しいから、毎日食べることが出来るね!